athome-hidenoriのブログ

自分の人生のありのまま綴り、自分が育ったふるさとへの思いを綴り、今の自分の思いを素直に綴ります。

自分試し 初めての海外旅行⑨

ニューヨーク・ストック・エクスチェンジ(NYSE)

私が行きたかった最初の場所はNYSEでした。社会人となって、ニュースを観れば必ずNYSEの情報がテレビで流れてきたので、その場所をこの目で一度は確認したいと思っていましたやはり私と同じ思いをもった人が多く、観光名所になっていました。


当日も多くの人が観光に来ていて、中には多くのグッズが売られていました。私は記念に旗とポスターを買い、今も飾っています。とにかく活気があり、中で売買のやり取りをしている人たちの熱気に感動していました。

約30年前の5ドル紙幣

華やかなマディソン・スクエア・ガーデン(MSG)

よく覚えていませんが、夜のMSGでミュージカルのCATSが上演されており、柄にもないのですが、せっかくですので一人で観に行きました。昼もとても賑やかな場所でしたが、夜は夜でさらに様々な灯で周りは一層華やかな雰囲気でした。こんな時、彼女と一緒だったら最高かなと思いました。ただ人混みを一人でうろうろしていると、いつのまにかその雰囲気に酔ってしまってました。それほど日本では味わえない独特の雰囲気でした。


会場の建物の中に入り、エレベータに乗った時、やはり数人の日本人が居ました。よく見たらホテルで見かけた人達たので、たぶん私と同じように一人旅企画でNYに来たのかも・・と思いました。とにかくお互いがあえて声をかけないでおこう、っといった雰囲気を感じましたので、とにかく自然体でいるように心がけました。


席に着いた時、私の隣にはかわいい金髪の小さな女の子でした。私は笑顔で会釈したのですが、いつの間にか私の隣はその子のお父さんらしき男性に変わっていました。恐らく私を警戒されたのだと思いますが、ちょっとショックでした。^^;


私が観たCATSは当時も今も非常に話題となっています。こういったミュージカルに興味がなく、英語もわからない私でも観る価値は十分あると感じています。やはり世界中の人々を感動させるわけですから。

自分試し 初めての海外旅行⑧

マンハッタンの8番街 

結局、その日は翌朝まで寝ていました。朝起きて、部屋のドアを開けると、大きな黒人女性が掃除道具をもって歩いていました。その時、改めて思ったのは、「ここは外国のホテルなんだなあ」ということでした。

ホテルはその日に泊まったシェラトンセンターとシェラトンホテルの2か所を予約していたので、その日の朝はもうチェックアウトなければなりませんでした。そこで、部屋を出る前に、枕元にチップ1ドルを置いて、チェックアウトを済ませ、また重い荷物を持って、次のシェラトンホテルへ歩いて移動しました。


とにかく、ニューヨーク滞在はまる4日の予定でしたので、残りは3日しか無かったので、当時はスマートフォンやタブレットなどが無かったのです、地図を片手に荷物を持ちながら、次の宿泊先のシェラトンホテルまで歩きつつ観光しました。

実に美味しいホットドッグだけど・・・

食事はレストランに入る勇気がなかったので、私の主食はほとんどがマクドナルドのようなファストフードでした。ニューヨークマンハッタンにあったマクドナルドは日本のように一定の建物ではなく、各店舗の装飾はそれぞれ違っていて、中にはド派手な店舗もありました。たしか値段も各店舗ごとに微妙に違っていましたが、味はみな同じだったように覚えています。


そんなファストフードの中でも、一番の思い出はやはり道端で売っていたホットドッグでした。このホットドッグは何度食べても本当においしかったです。ただ、その際に頼む飲み物は、サイズがとても大きくて、毎回飲みきれないほどの量でした。なので、毎回に飲み切れずに道に流していました。


旅行中一度だけ、日本で言う「喫茶店」のような店に入って、ケーキとジュースを頼みまんだのですが、その際のケーキもとても大きく、食べきるのに大変苦労した思い出があります。とにかく飲み物や食べ物については、これが世界標準なのだと思いましたが、特に量については私(日本人)には多すぎて、注文のたびに困っていたのを覚えています。

自分試し 初めての海外旅行⑦

夢にまで見たニューヨークの風景

ホテルに入ると、日本人が何人かいました。思わず話しかけたくなりましたが、ぐっと堪えチェックインを済ませました。本来であれば、昨日の時点でチェックインをしていたのですが、一日遅れチェックインとなりました。

部屋へは背の高い若いボーイが私の荷物を持って案内してくれました。私は事前にチップを用意して、その後に続きました。チップの相場については事前に調べていましたが、結局、旅行中はほぼすべて1ドルで済ませました。


そのボーイは私に部屋の説明をしてくれ、内容はなんとなく理解したつもりで、私はうなずいていました。最後にお礼のチップを渡し、ようやく私一人となった瞬間に、とにかく水分補給がしたかったので、水が飲めるか確認した上で、何杯かの水を飲みました。水は飲めるとパンフレットで確認していましたが、特に問題は無かったようでした。


その後、窓からニューヨークのビルだらけの街並みを見て本当に感動していました。さすがに絵になる風景、夢にまで見たあこがれのニューヨークでした。もちろんタクシーの車窓から見えた風景にも感動していましたが、やはり上層階の窓から見るニューヨークは更に感動したのを今も覚えています。可能であれば、すぐに観光をしたい気分でしたが、どうしようもない睡魔が私を襲ってきたので、まずはすべてのカーテンを閉め、部屋の鍵を確かめて、ひと寝入りすることにしました。

突然の電話

ようやくベッドに入りかけた次の瞬間、突然、枕元の電話がけたたましく鳴りました。ビックリした私は恐る恐るその電話に出ると、女性の声で、しかも英語でベラベラしゃべってくるのでした。


その電話はコレクトコールでした。その中でその女性が何度か私の名前を言ったので、私は「Yes」と答えた直後、どこかで聞いた声で、「もしもし・・・・(私の名前)?」と話しかけてきました。その声の主はまぎれもなく私の母の声でした。母には私の今回の旅程表を渡していたので、それをもとに電話をしてきたのです。


 母  「どうしたの、予定通りじゃないみたいだけど、今どこにいるの?」
 私  「今、やっと一日遅れでホテルに着いたとこで、ちょっと寝るところだった」
 母  「ずーっと、電話をしたいたけど繋がらなかったので、みんな心配してたのよ」
 私  「悪かったね、まだ生きてるよ。ちょっと疲れてるから寝るよ」
 母  「そう?わかった。じゃあ、気を付けてね」


その後、母の声を聞けたこともあり、私は夕方まで死んだように寝入っていました。