地下鉄のホームにて

この時は地下鉄に乗ってマンハッタン島の南方にある目的地、ニューヨーク証券取引所に向かっていました。最寄りの駅に到着し、ホームに降りたのですが、出口がわからなかったので、勇気を出して、ちょうどベンチに座って新聞を読んでいた若くカッコイイサラリーマンに声をかけました。

そのサラリーマンは私の呼びかけに随分ビックリした様子で、

　サラリーマン　　「わッ、どうした？何？」
　　　　　　　　　※突然だったので、こんな感じで超ビックリの表情でした。
　私　　　　　　　「NYSEへ行きたいが、どこが出口かわからない。教えてください」
　　　　　　　　　※もちろん最初に、英語が少ししかしゃべれない旨をお伝えした上で。

その後、サラリーマンは落ち着きを取り戻して、丁寧にゆっくり教えてくれました。ニューヨークでの地下鉄は危険が多いので突然、急に見ず知らずの人に声をかけられると、地元の人でもあんなにビックリするんだなと実感しました。

地下鉄の長く暗い通路

私は教えられた通り、出口に向かったのですが、その通路はとても長く、人気が無く暗いこともあり、とても緊張したのを覚えています。私は前と後ろを何度も確認しながら早足で出口に向かいました。

地上はおしゃれな金融街

地上に出た瞬間、私はもう地下鉄を乗るのはやめようと、固く決心していました。とにかくチケットを買う時も散々苦労し、電車を降りた後も地上に出るまで本当に苦労したので、帰りは可能な限り徒歩と、ほとんどがタクシーでした。

駅周辺はやはり観光地であり、さすがウォール街であり、大変活気がありました。目的のNYSEの建物もアメリカの国旗が掲げてあり、とてもカッコよく見応えのある建物でしたが、周辺の建物も重厚感があり、とても洒落た街でした。実際に訪れた私はとにかく感動し、心から来て良かったと実感していました。