athome-hidenoriのブログ

自分の人生のありのまま綴り、自分が育ったふるさとへの思いを綴り、今の自分の思いを素直に綴ります。

自分試し 初めての海外旅行④

出発ゲートの前で

ゲートの前の椅子に座って、3枚のチケットを何度も何度も見つめながら、ため息をしていた私は、ふと心配をしている母を思いだし、すぐに電話をしました。


 私「もしもし」
 母「あれ、もう着いたの?」
 私「それがさ、まだ日本に居るんだわ」
 母「えッ、どうしたの?


 私 これこれしかじか・・・・で、


 母「ん~まあ、そう~~、大変だったね~」
 私「いやいや、これからもっと大変なんだわ」 


 私 これこれしかじか・・・・で、


 母「そうなの、大変じゃないの・・・」
 私「とにかく、ニューヨークへ着いたら電話するよ」
 母「あまり無理しないように、気をつけて」


 私の独り言  無理かも~、あ~もう帰りたい・・・

初めてのホノルル空港

機内はほぼ日本人で、まるで国内旅行をしているかのようでした。とにかく約8時間のフライトでしたが、あまりにも波乱に満ちた初日でしたので、精神的に疲れ切った私はいつの間にか寝ていました。


ホノルル空港に無事到着後、とにかく日本人の多さにビックリしました。あちらこちらで日本語が聞こえ、あちこちにひらがなの「おみやげ」看板があり、まるで日本にいるようでした。せっかくだから、ちょっと空港の外に出たいなあと思ったのも束の間でした。


私はすぐにロサンゼルス空港行きのフライトがあることに気づき、慌てました。というのもホノルル空港はとにかく広い空港でした。次のフライトのゲートを必死に探すのですが、慌てるとなかなか見つからなかったので、やむを得ず、決死の覚悟で近くの人に聞きました。

Go straight!

その人は清掃員らしき大きな大きな黒人女性でした。(ちょっとしまったと内心思いつつ)私は下手な英語で問いかけた「ここへ行きたい(英語で)、すると、その女性はベラベラ早口で話し出したので、私は余計にパニクっていました。何度も聞き直す私に対し、その女性は次第にいらだち、そして怒ったように大げさなジェスチャーを交えて、ほうきを持って、
 
 Go straight! ! OK?OK?Go straight !


あまりにも大きな声だったので、いつの間にか周囲にいた人達の注目を浴びていました。でも私は今でも忘れません。なんとほとんどの人が笑顔で手をふってくれていたり、中にはガッツポーズしてくれた人もいました。私は嬉しいやら、恥ずかしいやら、でした。^^;
とにかく目的のゲートにはたどり着けました。