地下鉄の朝の通勤ラッシュ

私の場合、マンハッタン島の移動は主に徒歩、地下鉄でした。
ニューヨークの地下鉄は是非一度、経験しておきたいと思っていましたので、宿泊したホテルの最寄りの駅から早速利用しました。

その時は朝の通勤ラッシュの時間帯だったので、大勢の利用客で駅は混雑していました。地元で働く人たちが足早に移動している中、その雰囲気に圧倒されながら、日本にいる時にテレビでみた駅周辺や駅の中などキョロキョロ眺めながら、チケット売り場を探しました。

後回し

ようやく見つめたチケット売り場は、通勤客以外の多くの人が並んでおり、私はその最後尾に並んで順番を待ちました。その際、初めて知ったのですが、チケット売り場は太く頑丈な鉄格子でできており、その中で働いていたのは、やはり黒人女性でした。しかも体格もしっかりしていて、気の強そうな感じ女性でした。その後、いよいよ私の順番となり、私が行先を言った後、その女性はいつもの通りベラベラと英語で私に話かけてきました。

　女性　「・・・までは、〇ドル〇セント！」
　私　　？？？※（慌てる私。すぐに小銭が出せずモタモタしていたら・・・）
　女性　「あなたは後。はい、次の人。」

私に対し、あんたは遅いから後にしてくれ、といった合図でした。しかたなく私はそのチケット売り場の横に立ち、結局、私はその列の最後でした。そして改めて支払いの金額を言われ、私はポケットにあった小銭を差し出して、

　私　　「この中から選んでください（取ってください）」※結局、私が差し出した小銭か
　　　　　ら女性が小銭をつまみ取る形で、支払いを終えました。
　女性　　その後、やや優しく「よい旅を！」
　私　　「ありがとう！」

とにかく旅行中は小銭がどんどんたまってしまい、ほとんど使わず、結局そのまま帰国しました。