athome-hidenoriのブログ

自分の人生のありのまま綴り、自分が育ったふるさとへの思いを綴り、今の自分の思いを素直に綴ります。

自分試し 初めての海外旅行⑤

初めてのロサンゼルスは夜中

私は無事に夕方、ホノルル空港を出発し、今度はロサンゼルス空港へ向かいました。機内の旅行客は少なめだったように記憶しています。ホノルルを出発後、少し時間が経った時のことでした。

私の席を一つ挟んで隣の席に男性が座っていました。年齢は30歳代くらいで、髪の色は金髪で、黄色っぽいアロハシャツを着たカッコいい男性でした。その男性が私に笑顔で声を掛けてくれ、クッキーを差し出してくれまた。


 30歳代男性  おそらく「どちらの人?」※もちろん英語で。
 私       「日本人です。すみません、私は英語があまりしゃべられないです」
 30代男性   「そうか、わかった」「どちらから来たの?」
 私       「東京から」※思わず答えていました。
 30代男性    「独身か?」※たぶんこう聞かれたと・・・
 私       「まだ結婚していない」
 30代男性    「私は仕事だけど、(あなたは)旅行か?」
 私       「旅行です」
 30代男性    「いいね、旅行楽しんで下さい」
 私       「ありがとう」


当時の私はこの旅行を楽しむというより、自分自身に課した試練だと心から思っていました。その後も、何度かその男性は私に語り掛けてくれたのですが、内容はよく覚えていません。ただ、語り掛けられるたびに、私は「もう一度お願いします」と聞き直していたのですが、その男性は笑顔で優しく対応してくれました。

英語力試し

ホノルルを出て約7時間ほどで、ロサンゼルス空港が見えてきました。そこで、私はせっかくの機会だったので、その男性に自分から英語で問いかけてみました。


 私    「ここはどこですか?」※私としては「ロサンゼルスでしょ?」的な質問でし
       た。
 30代男性 「空港だよ」※私はそんなことはわかっているので、改めて。
 私    「この場所はどこですか?」※改めて、「ロサンゼルスでしょ?」的な質問。
 30代男性 ちょっと戸惑った笑顔で「空港だよ」※私の英語力の確認はここで終わりにし
      ました。^^;

私の名前が書いてあるプラカード持った男性

ロサンゼルス空港は夜中で、飛行機から見た灯は皆、青っぽかったように覚えています。とにかく愛知県美浜町野間を出てから、ほぼまる一日以上、ほとんどまともに寝ていなかったので、もう心も体もボロボロでヘトヘト状態でした。


 名鉄電車 野間駅    ー 名古屋駅     約1時間、
 新幹線  名古屋駅   ー 東京駅      約8時間、
 バス   東京駅    ー 成田空港     約1時間
      成田空港内待ち時間         約2時間
 飛行機  成田空港   ー ホノルル空港   約7時間 
      ホノルル空港 ー ロサンゼルス空港 約7時間
                   合計   約26時間


空港到着後、飛行機を降りた通路の先に、なんと私の名前が書いてるプラカードを持った日本人らしき男性が立っていたのです。私は本能的にその男性に駆け寄ってました。


 男性  「(私の名前)さんですか?」
 私   「はい、そうです。なぜ私を?」
 男性  「日本の旅行会社から依頼を受けて、あなたを待っていました」
 私   「ありがとうございます!、助かります」
 男性  「一応、ご本人の確認だけを依頼されていますが、コーヒーでも…」
 私   「はい、是非」
 私   あれやこれや、とにかくこれまでの経緯を目一杯しゃべりまくりました。
 男性  「大変ですけど、とてもいい経験じゃないですか((笑))」
     「では、私はこのへんで。次のフライトはこの先のゲートです。では」と言っ
     て、去っていきました。結局、コーヒー代は私の負担でした。^^;


その後、私はまた一人となり、真夜中の空港の狭いスペースの待合室で、次のフライトを待つことになりました。とにかく疲れ切っていたはずの私はとにかく寝たかったのですが、当時はやはり寝れませんでした。