athome-hidenoriのブログ

自分の人生のありのまま綴り、自分が育ったふるさとへの思いを綴り、今の自分の思いを素直に綴ります。

自分試し 初めての海外旅行⑦

夢にまで見たニューヨークの風景

ホテルに入ると、日本人が何人かいました。思わず話しかけたくなりましたが、ぐっと堪えチェックインを済ませました。本来であれば、昨日の時点でチェックインをしていたのですが、一日遅れチェックインとなりました。

部屋へは背の高い若いボーイが私の荷物を持って案内してくれました。私は事前にチップを用意して、その後に続きました。チップの相場については事前に調べていましたが、結局、旅行中はほぼすべて1ドルで済ませました。


そのボーイは私に部屋の説明をしてくれ、内容はなんとなく理解したつもりで、私はうなずいていました。最後にお礼のチップを渡し、ようやく私一人となった瞬間に、とにかく水分補給がしたかったので、水が飲めるか確認した上で、何杯かの水を飲みました。水は飲めるとパンフレットで確認していましたが、特に問題は無かったようでした。


その後、窓からニューヨークのビルだらけの街並みを見て本当に感動していました。さすがに絵になる風景、夢にまで見たあこがれのニューヨークでした。もちろんタクシーの車窓から見えた風景にも感動していましたが、やはり上層階の窓から見るニューヨークは更に感動したのを今も覚えています。可能であれば、すぐに観光をしたい気分でしたが、どうしようもない睡魔が私を襲ってきたので、まずはすべてのカーテンを閉め、部屋の鍵を確かめて、ひと寝入りすることにしました。

突然の電話

ようやくベッドに入りかけた次の瞬間、突然、枕元の電話がけたたましく鳴りました。ビックリした私は恐る恐るその電話に出ると、女性の声で、しかも英語でベラベラしゃべってくるのでした。


その電話はコレクトコールでした。その中でその女性が何度か私の名前を言ったので、私は「Yes」と答えた直後、どこかで聞いた声で、「もしもし・・・・(私の名前)?」と話しかけてきました。その声の主はまぎれもなく私の母の声でした。母には私の今回の旅程表を渡していたので、それをもとに電話をしてきたのです。


 母  「どうしたの、予定通りじゃないみたいだけど、今どこにいるの?」
 私  「今、やっと一日遅れでホテルに着いたとこで、ちょっと寝るところだった」
 母  「ずーっと、電話をしたいたけど繋がらなかったので、みんな心配してたのよ」
 私  「悪かったね、まだ生きてるよ。ちょっと疲れてるから寝るよ」
 母  「そう?わかった。じゃあ、気を付けてね」


その後、母の声を聞けたこともあり、私は夕方まで死んだように寝入っていました。