athome-hidenoriのブログ

自分の人生のありのまま綴り、自分が育ったふるさとへの思いを綴り、今の自分の思いを素直に綴ります。

大学生時代の思い出③

手際のいい仕事仲間

私が選んだアルバイト先の農家では私以外に、35歳くらいの中年のおじさんがアルバイで来ていて、私たちは同じ部屋で寝起きをともにしていました。なので、当時朝の弱かった私はそのおじさんのおかけで、寝坊することはありませんでした。

そのおじさんは当時定職がなかったようで、夏の川上村でのアルバイトは既に何回か経験しているとのことでした。なので、畑でのレタスの扱いは非常に手慣れたもので、レタスを切り取って、箱詰めをする作業は実に手際が良かったのを覚えています。


何しろ、ただレタスを単に箱詰めするのではなく、形の悪いレタス、ちょっと傷がついたレタスなどを目立たないように箱詰めするといった工夫が必要だったのです。


なぜか言うと、箱詰めしたレタスを集荷場に持ち込んだ際、検査員による抜き打ちで検査を受けるのですが、その際の見た目チェックで高評価が得られれば、ランクがあがり、そのレタス単価が上がる仕組みだったのです。なので、そのおじさんは仕事ぶりを農家のご主人や奥さんらは、非常に高く評価していました。

レタスの後は貸布団

夜が明ける前から始めるレタスの収穫と出荷作業を終えると、昼間は2時間ほどの休憩があり、その後は八ヶ岳高原にある多くの別荘向けに貸布団の配達の仕事がありました。とにかくこの農家ではレタスで稼いだお金をもとに積極的に事業を拡大していたのです。


倉庫には布団がいっぱい納まっており、それを上下セットにして運ぶわけですが、とにかく運ぶ件数が多く、あっちの別荘へ、こっちの別荘へと毎日のように納めては回収するといった作業をそのおじさんと汗だくで運んでいました。

にぎやかで、華やかな町 清里

車で約1時間ほどのところに、あの有名な観光地である清里がありました。農家のご主人のご厚意で、1度だけ車を借り、生まれて初めて清里に、あのおじさんと一緒に行きました。とにかく清里はアルバイト先の川上村とは全く比較にならないほど、人と車で溢れかえっていたのを覚えています。


清里は本当に小さな町なのですが、狭い間隔で多くの洒落た建物の店が並び、周辺にはホテルやペンションそして別荘などがあり、とにかく若いカップルや家族連れで一杯でした。


その時、ふと思ったのは、「ここでアルバイトしたかったなぁ・・・レタスより。」と悔やんでいたことも今思い出しました。^^;