中学生時代の思い出⑬
持病の胃痛
私は胃の調子は相変わらずで、受験が近づくにつれ、日に日にその痛みが増していくので、私自身、恐怖を感じていました。「もし、受験日に胃の痛みがひどかったら、まともに試験などできないのでは、・・・」。とにかく当時は保健室に行く頻度が増え、保健室に行かない日はほとんどありませんでした。
そんな私に対し、数少ない友人(岸〇君)から、生徒の間で「あいつ、保健室で受験勉強してんじゃねえの?」っという噂が立っているとのを聞かされたことがありました。確かに教科書や参考書をもって受験勉強をしていました。ただ、そんな合間に勉強しても思ったほどの効果は無かったように思います。なにしろ体調は万全ではなかったのですから。
いざ、受験当日
胃の調子が改善しないまま、とうとう私は受験当日を迎えてまてした。不安というより恐怖で眠れず、朝を迎えていました。当時の私はとにかく試験会場に行くことしか頭になく、いつものように左手でいつも以上に左のお腹を押さえながら、名鉄野間駅から電車に乗り、名鉄武豊駅で下車し、そこから志望校の武豊高校までの長い長い道を歩き、やっとの思いで試験会場に着きました。着いたころの私は、額に異様な汗をかき、胃の痛みはそれまで以上の痛みを感じていました。とにかく必死で受験票を片手に席にたどりつきました。
試験は保健室で、
とにかく体調が優れない私は、すがる思いで試験管に体調不良を訴え、相談したところ、学校側の配慮でなんと保健室で試験をさせてもらうことになりました。保健室で受験する受験生は過去にも例があったようで、準備してくれた試験管も慣れた感じで、机と椅子を準備してくれました。
私の場合、体調が悪かったことで、受験時間は5分ほど余分に与えられたと記憶しています。私のその後の率直な気持ちとして、その5分間延長してくれたことに感謝していますが、体調がすぐれない私に対し、いろいろ気遣っていただき、可能な限りの平常心で受験をさせてくれた高校に、今も心から感謝しています。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。