athome-hidenoriのブログ

自分の人生のありのまま綴り、自分が育ったふるさとへの思いを綴り、今の自分の思いを素直に綴ります。

中学生時代の思い出⑫

名誉の負傷

私は苦手の鉄棒で、ようやく蹴上げりが出来るようになり、無事に体育でのテストも終わったので、手のひらにできた豆を爪切りで手入れをし、その後入浴して寝たのです、これは大きな間違いで、とんでもない事態となりました。


次の日の早朝、右手の小指が痛みで目が覚めました。よく見ると少し小指が赤くなっていました。母曰く、風呂水のバイキンが入ったのが原因とのことでした。消毒を済ませた時の小指は通常の1.5倍くらいに成長していましたが、まだ我慢できる状態でしたので、そのまま学校へ行きました。その後、徐々に腫れだし、午後になると3倍以上の大きさになり、その腫れは手のひらまで広がっていました。当然ですが、その時から気絶しそうなくらいの痛みで、とても授業ところではなく、普通に歩けないくらいの激痛でした。学校の保健室で消毒をしてもらい、すぐに帰宅しました。


右手の包帯に、テープで鉛筆を

数ヶ月後に高校受験が迫る中、あろうことか、私は学校を休み、家で受験勉強をすることになってしまいました。とにかく、ズキン、ズキンといったあまりの痛さに、とにかく泣いてわめいていた当時の私をハッキリ覚えています。とにかく数日間は滅茶苦茶痛かったので、夜も昼間も、じっと出来ず一日中泣いていました。


学校を休んでいる間、担任の先生や数少ない友人が学校で配布されたプリントを届けてくれましたが、ほとんど見もせず、そのままの状態でした。ようやく痛みがとれた頃、今度は膿が出るまでが大変で、包帯に鉛筆をテープで巻き付け、字を書くのですが、もともと字が上手くなかったので、更に読めない状態でした。


結局、完治まで1ヶ月近く掛かったのですが、後遺症が残りました。私の右手の薬指と小指の間は、左手とは違いやや狭くなっています。生活をするには特に支障はないのですが、ふと右手を開いて、その手を見たときには、今でもあの時の懐かしい痛い思い出がよみがえります。