中学校時代の思い出⑤
いざ試合開始、その結果は、
いざ、試合が始まると、なんと女子ソフトボール部員が集まって近くで応援しにきてくれたのです。これにはたぶん私だけでなく、他の部員もそれなりに緊張していたと思いますが、私は特別に緊張していたのを今も覚えています。
「ゴーゴ~、レッツゴ~、レッツゴ~ (誰々)」と、バッターボックスに入る選手に対し、女子ソフトボール部員や校舎の図書室の窓からも多くの生徒の声援が耳に届くのです。
あの声援の中に、その女子生徒が・・・と思うと、私の投げるボールは、いつも以上に気合が入って、普段以上の勢いが出ていたと思います、たぶん。
ただ肝心のその時の試合結果は緊張しすぎていたせいなのか、結果が良くなかったせいか、正直まったく覚えていません。記憶にないということは、恐らく勝ってはいないと思います。実は私、肩には自信がありましたが、コントロールが良くなかったのです。
ボールの行方はボールもわからない
相手選手がバッターボックスに入ると、球筋の一定しない私のボールは、非常に危険だったと思います、よくフォアボールやデッドボールを与えていたので。
相手選手は勢いのある私の投げるボールが怖かったのか、もともとフォアボール狙いか、ほとんどの選手はややホームベースから離れて立っていたような覚えがあります。
ただ、そんなノーコンの私も、ストライクが入ると、たとえど真ん中に投げても打たれないことが多く、3球3振、ピッチャー前のボテボテのゴロっといった内容もそこそこありました。
なので、私が投げたボールは私自身も、投げられたボール自身も、その行方は誰もわかりませんでした。まさにボールの行方を知っていたのでは、神様だけだったのです。
この時期は、私のそれまでの野球人生の中で、一番思い出に残る最高のシーンで、本当に野球をやっていて良かったという想いは今も全く変わりません、私にとって野球は最高でした。
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