athome-hidenoriのブログ

自分の人生のありのまま綴り、自分が育ったふるさとへの思いを綴り、今の自分の思いを素直に綴ります。

高校生時代の思い出⑫

卒業式の前の思い出つくり

私は中学校時代の同級生で、密かに恋心を抱いていた女子生徒が二人いました。
最初の一人はとても優秀で、半田高校に進学後、その後電車でたまに見かける程度で、
話をする機会はほぼありませんでした。

もう一人の女子生徒は同じ武豊高校へ進学していたので、卒業前に中学校時代から抱いていた想いを伝えておこうと、デートに誘いました。デートといっても、高校裏の農道一本道(デートコース)をただ一緒に並んで帰るだけなのですが。


こののどかなデートコースは当時のカップルがよく利用する定番のデートコースでした。なので私は高校生のうちに一度でいいから、そのデートコースを一緒に歩いてくれる相手を探していました。

最初で最後のデート

私は一大決心し、一番親しかった同級生を介して連絡を取り、その女子生徒とデートを申し込んだところ、なんとデートを快諾してくれました。


そして、ある日の放課後、私は学校の校門の前で、その女子生徒を待っていたところ、その女子生徒が現れました。その女子生徒はとても明るく、元気な性格で、とにかく緊張している私に対し、「さあ、行こう!」っと明るい笑顔で声をかけてくれました。


その後は、中学校時代の思い出や、それまでの高校の思い出を思いつくままお互い笑って語り合いました。そんな私たちに通りがかりの生徒らが冷やかす場面もありました。

時、既に遅し

いろいろ話が弾む中で、その女子生徒は私が以前より恋心を抱いていていたことを知っていたと打ち明けてくれました。更に聞くと、当時の私がその女子生徒への態度をハッキリしないため、その女子生徒は私に対し、一時は気にしてくれていたとのことでした。だけど、そのうちどうでもよくなってしまたったと打ち明けてくれました。


私はその時、それまでの私自身の行動に途方もない悔いが残りました。ただ、当時の私はまだあきらめたくないとの思いが込み上げてきた次の瞬間、その女子生徒は「今、好きな彼がいる」と言ったのでした。


その時は、もうデートコースの終着点近くに来ていました。私は当初、その女子生徒と最後は駅まで一緒に歩くつもりでいましたが、すでに元気を失っていた私は、その女子生徒を見送る形で手を振り別れました。私の高校生時代のなんとも言えない甘く、苦い経験でした。

卒業式直後のハプニング

卒業式は中学校時代の卒業式とは違い、特に感動や涙もなく、淡々と終えていました。
ただ、その卒業式直後の帰り道、突然数人の見知らぬ女子生徒が目の前に現れ、私に声を掛けてきました、「先輩のボタンください」。


私はその女子生徒らを全く知りませんでしたが、突然でしたので、とっさにボタンを2個はずして、その女子生徒らにあげました。一緒にいた同級生には思いっきり冷やかされましたが、私には高校生時代最後の良い思い出として今も覚えています。^^;